
『思わぬ出会いに温まる心』
今年も富弘美術館(みどり市)で「花の講座」を持ちました。すると美術館に偶然、「杲小」の絵を買ってくれた人がやってきたのです。「山の学校で、木の上から日が出るから『ひので』って読むんだよ」と星野富弘さんに教わって描いた絵でした。講座の後、近くにある小中の大滝という名所に連れていってもらうことになりました。
ジェットコースターのように急で真っ赤な「けさかけ橋」を下り、がけを登ると、新緑の間から滝が見えてきます。落差96メートルの大きな滝に驚きながら、奥さんや息子さんのこと、お姉さんが富弘さんと杲小で同級生だったこと、私の本を見て感動したこと…。とりとめなく話してくれます。小さな偶然から心温まる気持ちになり、その日の夜に会った人から「すごくうれしそうだね」と言われてしまいました。
これからも知らなかった群馬を描き、知らない人と感動をともにしていけたらと思いました。
2007.7.13掲載