
●群馬県の上毛新聞社の高崎のみ約62000部毎週金曜に
発行の折り込み紙です。月末の連載予定です
楽しみにしてください
「筑井孝子の気ままにスケッチ」
◎鼻高展望花の丘
鼻高展望花の丘へは毎年何回も行きます。景色が良い上に季節ごとにいっぱいの花が咲いているからです。今回は知り合いを私のスケッチポイントや作品の展示場所、お気に入りのレストランに連れて行こうと、朝一番で出かけました。
以前描いた病院には絵の展示がしてあります。行くと「わあ、タカタイの先生ですね」と、受付の方から看護婦さん、院長まであいさつに来てくれます。「毎回楽しみに読んでいます」なんて感激のひとこと。いい気分で鼻高へと向かいました。
私はよく、車の中から描きます。目線が少し高くなり、コスモスの向こうの山がよく見えるからです。そうやって描いていると、後ろにトラックが止まりました。迷惑をかけているなと申し訳なく思い、私の画集を持っていって説明すると、なんとみやま養護学校で働いていたときの同僚でした。現在は退職して「トモロの森」という社会福祉法人を開いているそうです。「30メートルほど下がるとミニブタがいるので見に来て」とのこと。コスモスを描き終え、ランチを済ませてから寄ると約束しました。
昼は安中のフランス料理店「らかん亭」です。以前、高崎市羅漢町にあったことから、この名前が付いたそうです。この店のおじいちゃんが私の大ファンで、一緒に行った知り合いに「牛ほほ肉の赤ワイン煮」をどうしても食べさせたいと思っていました。文章を書いている今も思い出してのどが鳴るほど、私のお気に入りなのです。若々しいマスターの機敏な動きを見るのも好きです。
ランチの後、妙義山が綺麗であちこち描きたかったのですが、約束のミニブタを見に行きました。急いで行ったのですが残念なことに誰もいなくて、かわいいブタが十数匹あちこち動いていました。100円の餌を買って投げると、すごい勢いで食べに来ます。
コスモス畑の看板を見て歩いてきた人が「あなた、ジムで一緒だった人ね?」と声をかけてくれます。人生って、みんな出会いでつながっているんだとびっくりする一日でした。
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「筑井孝子と生徒展」を30日から10月6日まで、前橋スズラン本館5階で開きます。