takatai

●群馬県の上毛新聞社の高崎のみ約6200部毎週金曜に
発行の折り込み紙です。毎月の予定です
楽しみにしてください

「先生の絵で高崎の絵はがきセットができたらいいのにな」。高崎市田町にある画材の店、珍竹林に顔を出すと、こんなことを言われました。でも、前橋で生まれて前橋で育った私は、高崎で学校の先生をしていた数年間しか高崎を知りません。その上、いつも同じ道しか通らないので、街を歩くこともないのです。

 私は小さなころからずっと絵が好きで、得意でした。幼稚園のころ、クワガタの絵をとてもうまく描けるようになったと思い、家の柱にマジックで最高のクワガタを描いてみました。きっと、母が「なんでこんなところにクワガタがいるのだろう」と驚くだろうと思って…。ところが、母から帰ってきた言葉は「なんでこんな落書きをしたの!」という言葉でした。私はすごくショックで、もっとうまく描けたらと思いました。

 それから小学校で図工クラブ、絵画教室に通い、高校の美術の先生の薦めで、大学でも美術を目指しました。そして高崎の学校の先生になったのです。子供が生まれ、学校を退職してからは造形教室を開き、子供たちに絵を教えながら自分も描き続けました。今も毎日絵を教え、大好きな絵を描いています。小さなころからの夢だった絵描きになることを現実にできたのです。今でも私の夢は絵を描き続けることです。

 そんな私にタカタイの仕事が来ました。浜川運動公園でハナショウブがきれいだと教わり、きれいな花の近くに座りました。今日は梅雨入り、ぽつぽつと雨が降ります。大きな傘を差して赤い欄干とアジサイ、池の上に大きく飛び上がるコイを描いていきます。しばらくして雨がやみ、人がたくさん散歩に来ました。「いい趣味ですね」とゲートボールの帰りの人が声をかけてくれます。

 これから高崎の絵はがきセットができるくらいたくさん描いていこう! 今回の仕事を通じてたくさんの人との新たな出会いや、高崎の街を知ることがすごく楽しみだと心が躍っています。

梅雨に似合う花々

筑井孝子の気ままにスケッチ ◆1◆

2007.8.31 くだもの街道
2007.7.27 尾瀬
2007.6.29 浜川運動公園のハナショウブ